保険の話を聞きに行ったら変額保険ってものを勧められた。
どんな商品なのか詳しく内容が知りたい!
こんなお悩みを解決します!
この記事の内容
- 変額保険とは
- 普通の生命保険と何が違うの?
- メリット、デメリット
- 変額保険はどんな人に向いているか
この記事を書いた人
年間約100組のコンサルを実施! 資産運用の基本や、保険、節約といったことを得意分野としています! >>KOISHI CAFE 運営者情報
今回は変額保険について解説します。
あまり聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
変額保険は多くの方にメリットのある保険でもあります!
僕は現役FPとして変額保険の取り扱いもしています!
詳しい内容を皆さんに紹介していきますのでご安心ください!
この記事は5分で読めます!
詳しい内容を知らない方はぜひ最後までお付き合いください!
はじめに
まず初めに今回のテーマである変額保険について紹介します。
【変額保険とは】
資産を株式や債券を中心に運用し、運用の実績によって保険金や解約返戻金が増減する保険のことです。大きく分けて、保険期間が一定の「有期型」と一生涯保障が継続する「終身型」の2タイプあり、 死亡したときには、基本保険金+変動保険金を受け取ることができます。基本保険金額は運用実績にかかわらず最低保証されるため、変動保険金がマイナスになった場合でも基本保険金額は受け取ることができます。有期型の場合、満期をむかえると満期保険金を受け取ることができますが、その金額は資産運用の実績によって変動し、最低保証はありません。したがって、運用実績により基本保険金額を上回る場合もあれば下回る場合もあります。解約時に受け取る解約返戻金には、最低保証はありません。
出典:公益財団法人 生命保険文化センター
このように説明されています。
なかなか文章で見てもわかりにくいですよね。
図であらわすとこのような形です。
出典:アクサ生命
今回は世界中で保険を販売しているアクサ生命のHPより変額保険の図をお借りしました。
変額保険をシンプルにお伝えすると『投資信託+死亡保障』という2つをセットで持つことが出来る商品です!
投資信託がわからない方は別の記事で解説しているので参考にしてください!
変額保険は毎月支払っている保険料が貯まっていく『貯蓄型』の生命保険という事です。
生命保険の種類に関しては別の記事で解説しているのでぜひご覧ください!
毎月支払っている保険料を何で運用するか指定してプロに運用してもらえます!
いわゆる特別勘定というものを自分で選びます。
アクサ生命の場合の特別勘定は以下の通り。
- 安定成長バランス型
- 積極運用バランス型
- 日本株式型
- 日本株式プラス型
- 外国株式プラス型
- 世界株式プラス型
- 新興国株式型
- 世界債券プラス型
- オーストラリア債権型
- 金融市場型
自分でどこに投資するかを選んで、運用を任せる事が出来るという事ですね!
ただし受け取る際に増えているのか減っているのかは個人の判断によるという事です。
変額保険は月々の保険料が積み立てに回るという事ですね!
では変額保険のメリットとデメリットを確認しましょう!
変額保険3つのメリット
では変額保険のメリットについて解説します。
1.死亡保障がある
変額保険は保険なので死亡保障があります。
保険料を支払っている間に万一のことがあったら遺族がお金を受け取れます。
「家族に少しでもお金を残したい」という”死亡保障”を目的として加入するのであれば“死亡保障”は運用がどうなろうと減らないので安心してください!
2.定額保険と比べたら保険料が安い
生命保険はざっくりと以下の2種類に分けることができます。
- 定額保険
- 変額保険
それぞれの特徴を説明すると、
- 定額保険:いつ万一のことがあっても1000万円
- 変額保険:いつ万一のことがあっても1000万円orそれ以上
というイメージです。
この2つを比較したときに変額保険の方が保険料が安いです。
死亡保障を目的に加入するのであれば定額保険よりも魅力的ですね!
3.満期保険金/解約返戻金が増える可能性がある
変額保険は先ほど説明したとおり、
- 保険が満期を迎える
- 保険を解約する
このどちらかでお金を受け取ることが出来ます。
運用の成果によっては積み立てた金額よりも多くのお金を受け取ることが出来ます!
ここが変額保険の魅力として考える方も多いのではないでしょうか。
“死亡保障”としても”資産運用”としても使えるのは嬉しいですね!
変額保険には魅力が沢山ありそうですね!
僕も資産の一部を変額保険で運用をしています!
変額保険3つのデメリット
次にデメリットについて解説します。
1.コストがかかる
当然ですが素人の私たちが運用するのではありません。
保険会社にお金を預けて運用を委託するわけです。そのため手数料が掛かるわけですね。
毎月支払っている保険料の一部が”保険の維持に関わるお金”として引かれ、残りの部分が運用されていくイメージです。
“資産運用”を目的として加入する方には全額が運用に回るわけではないのはデメリットですね。
一定の知識があり積極的に資産を増やしていきたい!という人であれば、自分で証券口座を開設して資産運用を行った方が効率が良いです。
2.元本割れを起こす可能性がある
先程のメリットで”解約返戻金が増える可能性がある”とお伝えしましたが、もちろん逆に減る可能性もあります。
なぜなら株式や債券などの金融商品で運用しているため積立金額が変動するからです。
「保障が欲しいから保険で積み立てを行いたい!だけどリスクがあるものは嫌だ!」
このような方は変動しない”定額保険”を検討することをおすすめします。
ただし先ほどもお伝えした通り変額保険でも“死亡保障”は減ることはないので安心してください。
3.必ず死亡保障が付いてくる
既にお伝えしているとおり変額保険は『投資信託+死亡保障』というイメージです。
今からお伝えすることは必ず理解して欲しい部分なのですが、“運用”を目的としているのであれば変額保険ではない金融商品にした方が効率が良いです。
理由はすでにお伝えしているとおり、保障がセットになっている代わりに全額が運用に回らないためです。
- そもそも死亡保障が不要
- 既に親が掛けてくれている保険である程度保障がある
- その他の保険で保障は持っている
このような方は保険で運用を考える必要はないです。
“資産運用”を目的として加入するのであれば少し注意が必要そうですね!
メリットもデメリットも理解した上で加入を検討しましょう!
変額保険がおすすめな人の特徴
では変額保険がおすすめな人の特徴を解説します。
死亡保障が必要な人
先程も解説した通り変額保険には”死亡保障”があります。
「資産運用はしたいけど万一のことが心配!」という方には良いですね。
「保険に加入しておらず保障が何もない」という方も、変額保険で保障もセットで持つことで安心できます。
とにかく面倒なことがきらいな人
変額保険は『投資信託+死亡保障』のセットで持てる商品です!
実はデメリットの部分で解説した通り月の保険料の全てが運用に回るわけではありません。
“資産運用”を目的で加入する人にとっては”保障”と”投資”は別で持った方が良いのです。
「分けて持つのが面倒」という方はセットで持てる変額保険がおすすめです!
基本的には契約業務も全て資格を持っているプロが行ってくれます。
加入するのに手間はほとんどかかりません。
資産運用初心者の人
投資は投資。保険は保険。
このように分けて管理するにはある程度の知識が必要です。
投資信託も商品が沢山あるのでどれを選んだら良いのか最初はわからないですよね。
変額保険は約10種類(保険会社によって数は違う)の特別勘定の中から選べば良いので比較的ハードルが低いことも特徴の1つです。
“資産運用のはじめの一歩”としてはおすすめできる商品です。
意思の弱い人
積み立て投資は引き出さずに運用を続けることで複利で増やすことが出来ます。
投資信託などで資産運用をする場合は基本的にいつでも換金することが出来ます。
人間の心理として少し増えていることが確認できるとつい引き出したくなるもの。
なので実際には多くの方が途中で引き出したり別のことを始めてしまい、
思ったように複利の効果を得られないのが現状です。
変額保険は契約日から10年間は解約控除があり短期間での解約は損します。
「強制的に積み立てができるし長期間続けられそう!」という人は実は結構多いです。
投資初心者にはもちろん意思の弱い方にもおすすめですね!
変額保険はある程度強制力のある方法なので一度始めてしまえば自然と続ける事が出来ます!
まとめ
ではまとめです。
今回は変額保険について解説しました!
変額保険は『投資信託+死亡保障』というような商品です。
- 知識があまりない投資初心者の方
- 長期間続ける自信のない
- シンプルに死亡保障が欲しい方
このような方におすすめできます!
変額保険は資産運用としても死亡保障としても機能する代わりに、それぞれの部分で手数料が掛かるため2つに分けて持った方が効率は良いです。
ただし長期間持ち続ける事は人間の心理として難しいもの。
長期間運用を続ける自信の無い方は強制力がある変額保険はおすすめです!
変額保険を取り扱っている保険会社は以下のとおり。
- アクサ生命
- ソニー生命
- あんしん生命
- メットライフ生命
- マニュライフ生命
その他にもありますが、このような保険会社の中から選んでおけば後悔することも少ないでしょう。
どこの保険会社で加入したら良いかわからない方はFPに相談してみてください!
記事の最後に無料で相談できるリンクを貼っておくので良かったら参考にしてみてください。
保険のことはもちろん、お金のことをイチから勉強したいならこの記事を参考にしてみてください!
まずは資産運用の第一歩として皆さんにとって身近な保険で始めるのも良いかもしれませんね!少しでも早く将来への積立を始めましょう!
今回も皆さんの参考になれば嬉しいです!
もし質問などがあれば気軽にコメントなどしてくださいね!
ではまた!
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